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孫たちへの手紙 [シルバーウィングでGO]

私の母から贈り物が届いた。
スルメにワカメ、昆布にコオナゴ、そして小豆、空豆、手作りのポーチのおまけまで付いている。
もしかすると、我が山の神が送った母の日のプレゼント、「佐藤錦」のお返しかもしれない。
そして本が一冊。「終戦60年記念号 孫たちへの手紙 第6集」と書いてある。背表紙に、岩手県老人クラブ連合会監修とある。

目次を見ると母の名前がある。「硫黄島の夕日」と題する1文が掲載されていた。

母には、たくさんの弟たちがいた。指折り数えてみると6人になる。いや、一番下の弟には八という字がついているから、ちょっと自信がなくなった。数え直すとやはり7人だった。
母の兄はたった一人いた。その写真は見たことがある。目鼻立ちの整った青年兵士だった。その母の兄は硫黄島で戦死している。
「硫黄島の夕日」という一文は、その兄を思う内容だった。
母は、墓参団の一員として硫黄島に行くはずだったが、次男が大病をしたためにいけなくなったことが記されていた。
次男とはこの私のことで、19年前、急性肝炎で入院し、5ヶ月間仕事を休んだときのことだった。

墓参団に参加した母の姉が送ってくれた写真に写っていた昼顔を見て詠んだ和歌でこの一文を閉じていた。

幾万の兵の血吸えど昼顔は 赤くは咲かず白く咲きおり
兄散りし硫黄島の島は夕映えて摺鉢山は血に染むごとし

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