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森村誠一を読んだ [シルバーウィングでGO]

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軽いものをと手にしたのが森村誠一の「棟居刑事の絆の証明」という本だ。話は主要な登場人物が北アルプスですれ違うところから始まる。
北アルプスのその場にいた女性にうり二つの姉が失踪し,事件が始まる。事件は別の殺人事件にも発展していくのだが,追う者,追われる者,殺す者,殺される者,それに関わる主要な人物が北アルプスで一度顔を合わせているという偶然だ。きわめて珍しい偶然が,幾つも重なりあう事件は驚きの連続なので,面白いと感じる人もいるかもしれないが、読んでいると途中から違和感を感じ始める。
書く立場から言えば手っとり早くていいのかもしれない。読み手の中にも偶然をサプライズや運命的な出会いと感じて受け入れる人がいるかもしれない。ただ,私は偶然に頼る手法を安易に使うべきではないと思っている。現実と乖離し過ぎるからだ。
軽いものを探していながらこんなことを言うのは,おかしいが作者の名前がビッグだから感じてしまうのかもしれない。
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LargeKzOh

 森村誠一氏の初期作品は、それは複雑・斬新なトリックが使われていましたが、ベテランになってからは、”ノックスの掟” から積極的にはみ出す事を意識したお話があり、気にしていました(今では巨星であるだけに声高には言えない雰囲気です)。
 別にこの掟は法律では無いので、従わなくても良いのですが、複数の殺人事件が複数の犯人で絡み合う・・・3本の話を一本でまとめる・・・こんな類の話が多く、偶然が重なり過ぎると感じているところですが、今やこの手を使わないで入り組んだ筋は作れ無いのでは・・・とも。
 またのブログを楽しみにお待ちします。
by LargeKzOh (2017-03-03 11:01) 

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