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高等教育の無償化 [シルバーウィングでGO]

憲法には義務教育は無償だと書いてある。入学金や授業料は不要だと理解されてきた。教科書の無償化は憲法で決まっているのではなく法律で決まっている。
その無償化を安倍自民党は高等教育にも持ち込む考えらしい。しかも,聞こえの良さそうなこの話を憲法に書き込みたいそうだ。
高等教育というと大学とか大学院などだが,この授業料を全て無償化するには巨額の税金が使われることになる。雑駁だが国公立大学の在学者を80万人,私立大学在学者を200万人と仮定し,必要授業料を推計してみた。国公立大学の授業料を年間50万円,私立大学のそれを倍の100万円とする。
50万×80万人+100万×200万=4千億+2兆
ヒェー。2兆4千億円。いや,これだけじゃあないはずだ。新入生には入学金もある。年間授業料の半分としてみる。25万×20万と50万×50万も足さなければならない。五百億円と2千五百億円を足すと,2兆七千億という途方もない金額になる。たぶん,これでもかなり内輪の計算だろう。
この金を一体どこから工面しようと言うのだろう。もうこれ以上の国債の発行は出来ないから,当然増税しなければならない。老若男女,全ての課税対象者から年に3万円ずつ徴収しなければならなくなる。
大きな問題もある。高等教育を受ける人は全体の半分ちょっとだ。4割以上の人は高等教育機関には入らない。こういう人は,無償化の恩恵を受けられないわけだ。同じ国民でありながら,国から受けられる恩恵に差を付けられるのでは,気分がいいはずはない。しかも,若くして働きながら高等教育を受ける人の税金まで負担する。さらに,高等教育を受けた人はその後のキャリアもに恵まれるだろう。
政権は,経済的理由で高等教育を受けられない人をなくしたいという理由を掲げるだろ。しかし,全部を無償化するのではなく,高等教育を受ける能力があるにも関わらず経済的理由で授業料等の支払いが困難な人のための,返済義務のない手厚い奨学制度を設ければいいはずだ。大学をレジャー施設だと思っている若者の授業料まで面倒を見てやる必要はないと思うがなあ。
さて,ここまで書いてきて気づいた。そんなこと,政権は百も承知だと言うことだ。狙いは,憲法9条を書き換えることだ。教育の無償化とセットなら,国民は反対しないだろうと計算したとしか思えない。要するに,国民は目の前に人参をぶら下げられた馬だと思われているということらしい。

ヒマワリの葉の上になにやらふわふわした直径2・3ミリの小さなボールが載っている。タンポポなどの種が絡まって丸くなったものらしいが,高等教育の研究対象ではなさそうだなあ。
IMG_6398.JPG

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