So-net無料ブログ作成

空気感を切り取る? [シルバーウィングでGO]

世の中には,不思議な,はっきり言えば不合理な言い方がありがたがられることがある。「行間を読む」という言い方もそうだ。行間にはないにも書いてない。書いてないことを読めと言われてもなあ。お腹から声を出す,もそうだ。そんなところから声を出したらへそで茶を沸かしてみせる。
同様に,カメラやレンズの描写力を表す言葉として,空気感という言葉を使うことがある。その場の空気の様子まで写し出せるという意味で使っているようだ。
普通は近いものははっきり,遠くのものは形も色も霞んで見えるが,空気が乾燥し空気中の塵や水滴が少ない場合,遠くまでよく見える。こういう条件では,レンズの性能にもよるが極めて精細に写る。こういう時に空気感を感じるという言い方をするかもしれない。逆に,もやがかかったり,排ガスなどの影響で,遠方は非常に見えにくい場合も同様だ。しかし,それはどのカメラを使っても変わらない。使用レンズの特性で,写り方が若干違うことはあっても,同じ焦点距離,同じ絞りで撮っているのであれば写り方は基本的には変わらない。空気感を切り取れるカメラとかレンズと言う宣伝は誇大広告だと思っている。
もしも無理に空気感を写すという言葉を使うなら,その能力はカメラやレンズにあるのではなく,カメラマンの技術にあると言うべきだろう。残念ながら私にはそういう技術はない。

IMG_6848.JPG
SDIM4921.JPG
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。