So-net無料ブログ作成

仏作って魂入れず [シルバーウィングでGO]

公益通報者保護制度の再検討で委員長に一任との決議で会議は終了した。結局は通報された事業者による通報者への報復人事等への罰則規定が見送られた瞬間だ。これでは,組織内で違法なことが行われても,報復を恐れて通報に二の足を踏むことになる。
自分の属する組織を告発しようとする人の心は苦しいだろう。自傷行為に似ているからだ。それでもやむにやまれぬ事情で告発に踏み切るのはよほどの違法行為を目にしたからだろう。
いつだったか自衛隊の三佐が自分の属する隊を告発したことがあった。自殺した隊員に関するアンケートの存在を認める証言だったと思う。告発された隊は三佐の告発を裏切り行為として懲戒処分しようとた。しかし,ないはずのアンケートは出てきた。自衛隊では日誌の存在もないとしらを切り続けたが,ついに「見つかった」と嘘を嘘で塗り固めた事件は記憶に新しい。
宅急便の世界でも会社を告発した人が厳しい報復人事を受けたことが報道されたことがあった。
今度の通報者保護制度再検討委員会では,守秘義務に対する罰則が見送られたそうだ。守秘義務というのは誰が通報者かを秘匿する義務のことだ。誰が通報者かをばらしても罰則はないから,組織に刃向かうものを排除したい者は遠慮なくばらすだろうな。誰それからこんな内部通報が来ていますよと告発された組織に知らせたという事例がいくつもニュースになっている。
今度の見送りは,経済界側の委員が,担当者の負担を理由に秘匿の義務化を,乱用への懸念を理由に罰則化に反対したので見送られたそうだ。
「ほぼ何も改善されなかった」という弁護士がいるそうだが,仏作って魂入れずという言葉を思い出した。
P1070481a.JPG
nice!(1)  コメント(1) 
共通テーマ:日記・雑感

nice! 1

コメント 1

LargeKzOh

いつまで経っても日本は基本的に "村社会" に過ぎない事の現れと自分は捉えています。
by LargeKzOh (2018-12-27 11:37) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。